過去に2本眼鏡をお届けしたお客さまより、
オーバーホールの御依頼をいただきました。
私共の制作したメガネは全てシリアル管理と・カルテを残しているので、
制作した当初のフロントやテンプルの寸法が分かっております。
この度のオーバーホールの御依頼は、テンプルが広がりズレ落ちてくるとの
お悩みでしたので、広がった原因調査からスタートしました。

右側テンプルが異常に外に開いておりますね。
これだけ広がってしまうとフィットしませんよね・・。

左テンプルの蝶番は異常無し。
ポケットに蝶番も収まっているし、カシメ芯も浮きは無しと。

こちらはやはり浮いておりました。
強い力でテンプルを外側に広げると、カシメ蝶番は浮いてしまいます。
その結果、テンプルの左右の開きに歪みが生じて、顔に馴染まない眼鏡になっておりました。
今回の作業は、カシメ蝶番の打ち直しとテンプルの調整をすることがゴールです。
ついでに、梨地(サンドブラスターを使い、ガラスパウダーを吹き付けて表面をザラザラの艶消しにする表面処理方法)の再加工をしようと思ったのですが、ガラスレンズを
ガッチリ嵌めすぎたので、無理に外そうとするとレンズが割れるため、高圧洗浄だけ実施いたしました。
新規で御注文をいただけることはもちろん嬉しいことなのですが、
修理・再調整をお願いされて工房に帰ってくる、「経年劣化の激しい子供たち」を
見ることはもっと嬉しいです。
私共のメガネは全て自社工房にて制作しておりますので、
オーバーホールの御要望はいつでも大歓迎でございます。
普通のメガネでは物足りない人は是非一度「ジャストサイズの丈夫なメガネ」を
お試しください。