オクラみたいなメガネ

オクラ合同会社の運営する社内製造メガネブランド「RUISM」と「眼鏡ノ奥山」での日々の出来事を書くブログです。

オクラ合同会社の運営する自社ブランド「RUISM」と「眼鏡ノ奥山」は

完全自社内製造のメガネブランドです。

日々の制作で感じることや考えていることを書いております。

御注文をいただく前に御覧いただければ幸いでございます。

 

広報誌に掲載されました

制作工房の銀太郎です。

 

昨年末に西葛西の制作工房内で、「あんしん財団」という団体さまより取材がありました。

 

取材内容は、企業向けの広報誌の2020年2月号に掲載されました。

 

 

 

 

実際に眼鏡を作っているところの写真や、

ヌシのインタビュー内容なども掲載されています。

 

眼鏡を作る様子を見たことがない人にもわかりやすい内容となっております。

 

「長いカラーサンプル」を作っております。

お世話になっております。

ヌシでございます。

 

 

寒さも暑さもどちらも耐えられた、今よりも若いころを思い出します。

 

 

最近は外出の際に最初はブルブル震えている全身を、

 

 

あらゆる筋肉を硬直させて、如何に短時間で震えを抑え込むかを楽しんでおります。

 

 

まったくお勧めできないことは分かっております。

 

 

さて、

 

御来訪のお客様へのカラーサンプルが小さい気がするので、

 

柄や模様がよりイメージしやすいように大きめのカラーサンプルを

空き時間に銀太郎氏に頼んで切り出しております。

 

 

 

 

セル切り出し→板の歪みの加熱補正→面だしヤスリがけ→面取り→荒研磨→中間研磨→ベーパー処理→仕上げ研磨

 

 

1枚のサンプルでも作業工程を書くとなかなか大変な作業でございますが、

より強力なツールになることは分かっているので、

 

 

頑張って全42色をやりきります

 

 

御来訪時にカラーサンプルを見たらこの記事を思い出していただければ

幸いでございます。

 

本日はこのあたりで失礼いたします。

パッション

制作工房の銀太郎です。

 

パッション」というセルロイド生地を使って眼鏡を作っています。

 

 

 

この生地は赤をベースに黒いストライプ模様が不規則に入っています。

 

加工のとき、ヤスリで削ると柔らかさを感じますが、曲げてみると張りの強さを感じます。

 

 

 

 

研磨して光沢に仕上げると、とても鮮やかな赤味に仕上がります。

 

この色は、同じ赤色の生地のファイヤーよりも濃く、ワインレッドよりも鮮やかな色となります。

 

 

クミコのおかげでスキルアップ

いつも有難うございます。

ヌシでございます。

 

 

ふと気が付けば、

 

ランチの時に着信があり、慌てて食事をフィニッシュすることが

週に2~3回は発生しております。

 

 

せっかくの新年でございますので気持ちを入れ替えて、

 

 

ランチ中のお電話は全部無視で行こう

 

 

と昨日決めたのですが、

 

 

自分がそんなに強靭な精神の持ち主ではないことが

 

 

本日わかりましたので撤回することにしました。

 

 

さて、

本日は眼鏡とは関係のないことを書きます。

 

 

日々制作をしているとジャンルの違う作り手の方々とセッションすることが

あります。

 

ヌシの場合は金属パーツを複製する際のゴム型取りを、

オフィス近所にある高校の先輩が経営するアトリエ兼ショップで

作業させてもらったお礼に、3D出力で原型制作のお手伝いをたまに

します。

 

 

毎回セッションの度に実感するのですが、

 

 

普段やらないがスキルを応用させればできること

 

 

をOJTでやってみると終わった後に、

 

 

自分の商品にも採用しよう

 

 

と思える新しいスキルを体得できることがあるので、

最近は特に積極的にモデリングのセッションに手を出しております。

 

 

今回は先にご登場した先輩から依頼があった「バングル(腕輪)」の

モデリングを空き時間にやっておりました。

 

 

テーマは「組子の合体」とのことでした。

 

※麻の葉という模様

 

胡麻という模様

 

 

この2種類の模様を合体させた「透かし(空間)」のあるバングルを

 

 

上下40mm幅、長さ145mm、厚み2.3mmのキャンバスにバランス良く

配置して腕輪の形状で出力するという課題でございます。

 

 

さっそく2次元CADで設計図を描いてみました。

 

 

 

センターで柄の切り替えでも違和感はないのですが、

組子を調べると斜めで柄を切り替えている例が圧倒的に多かったので、

 

 

 

斜めを3D化することにしました。

 

 

 

2Dで描いたdxfデータを、バングルの形状となる3Dに合体させて

バングルの原型データを仕上げました。

 

※細かい柄を透かして丸めるので処理に時間がかかりPCが泣いていました

 

 

 

本番の素材は何か聞いていませんが、成金ぽくゴールドでレンダリングをして

設計図は終わりです。

 

 

※ゴールドでレンダリングしていたら何故かラオウ様が頭をよぎりました

 

 

 

今日は設計までで終わろうと思いましたが、

細かい柄がしっかりと出力できるのか心配で結局、光造形機の電源をONに

してしまいました・・。

 

 

※110%出力を1つと記念で100%出力を1つセッティング

 

 

光造形機で出力したレジン原型をその後、

 

 

シリコンゴムで型取り→ロウ原型複製→鋳造

 

 

仕上げまでの道のりは長く、上記3工程が終わるころにはレジン原型から

寸法が10%前後縮みます。

 

それを考慮してデータを110%に拡大して出力することが多いです。

 

※7時間半の出力の旅に出たMY光造形機

 

 

失敗していなければよいのですが・・。

 

出力後から納品前まではまた後日にしますので、

続きが見たいと思った方は、

 

 

高評・・・・

 

 

本日は失礼いたします。

 

2020年の初詣に行ってまいりました。

いつも有難うございます。

ヌシでございます。

 

5日の制作工房の制作開始に続き6日はオフィスの仕事はじめでございましたので、

毎年恒例となる初詣に行ってまいりました。

 

オフィスと制作工房にそれぞれ「熊手」と「破魔矢」を毎年新調しているのですが、

 

昨年からはヌシだけ「眼守」を追加で飾っております。

 

※毎年恒例の商売繁盛で有名な場所

 

 

今年も前年の熊手と破魔矢を返却したり、手を洗ったり、小銭を投げたり、

お願いをしたりと、無事に儀式を執り行えて気持ちよく場所を後にしました。

 

 

※眼に関わる仕事なので昨年から追加した「眼守」

 

 

眼守はセルフで儀式(セッティング)が必要なので、さっそく実施しました。

 

 

※眼守と金文字で書かれた眼守ボールを緑の袋にインして儀式終了

 

 

セッティングが終わったら定位置(ヌシのデスク)に配置して終わりです。

 

 

※ヌシを見守る2019年眼守を手に提げたMY不動明王

 

 

MY不動明王様の腕に何個の眼守が重なるか考えると楽しくなってまりました。

 

 

※気のせいか困惑顔のMY不動明王

 

 

本日からまた設計図を描き続ける毎日が始まります。

 

眼守を装備した商売繁盛の神様に温かく見守ってもらい、

今年一年も転ぶことなく走り続ける所存でございます。

 

 

それではまた次回で、

失礼いたします。