オクラみたいなメガネ

オクラ合同会社の運営する社内製造メガネブランド「RUISM」と「眼鏡ノ奥山」での日々の出来事を書くブログです。

オクラ合同会社の運営する自社ブランド「RUISM」と「眼鏡ノ奥山」は

完全自社内製造のメガネブランドです。

日々の制作で感じることや考えていることを書いております。

御注文をいただく前に御覧いただければ幸いでございます。

 

「そこにしかない」を実践してやってみてわかったこと。

うちは基本的にインターネット販売を主軸にして、店頭販売はしておりません。

「試着せずに購入」することに、世の中が年々慣れてきているとは思いますが、

 

それでもやはり、

 

・メガネやサングラスをお店に買いに行く

・メガネやサングラスをインターネットで買う

 

お店と比べるとまだまだ買うときに抵抗があると思います。

 

うちもインターネットで販売を開始する前は、周りの有識者さんたちから

「メガネはネットで売買するものではない」とよく言われておりました。

 

そう言われると火が着くタイプなので(いいのか悪いのか・・)

新しい売り方を自分なりに編み出そうと思い、現在に至ります。

 

最初は量産品にはない、「骨太デザイン」「カラーチョイス」から始めたのですが、

やはり自分の中で何か「キラーコンテンツ」にはなりませんでした。

 

※046シリーズは2013年に沢山作りました

 

パーツを変えられるメガネ(フロントとテンプルを選ぶタイプ)や、

高品質でかっこいい骨太のメガネを作っているメーカーさんは他にもおりますので、

 

ここで買う以外にも選択肢がありますよね。

 

その当時に望んでいるものは、「1メーカーとして知ってもらう」ことでしたので、

横並びで製造をしていても、埋もれてしまうことは分かっておりました。

 

日々制作している中でも「なんだかなぁ」というモヤモヤを抱えている頃、

 

オフィスに頻繁に出入りする取引先の男性から、メガネを作って欲しいと言われました。

 

早速、いつも通り顔を計測させてもらったのですが

 

その時に道が開けました(笑)

 

サイズが無くて掛けられなかったとのことです。

 

その日を境に、徹底的に店頭で売られているメガネや、

インターネット販売の寸法情報をチェックしてサイズを調べ上げました。

 

たしかに無かった・・。

 

アパレルや靴のようにサイズが分かれていないことに気がつき、

即開発に入って販売を始めたのが今のラージサイズ眼鏡です。

※取引先のお兄さん(タクヤ氏)

※オーストラリアでラージサイズサングラスを装着するタクヤ

 

※量産品とうちのラージサイズメガネの比較

 

それから現在までの1年半で、うちの主軸となるメガネの販売方法と考え方が

確立されました。

 

大きいサイズ以外にもサイズにお困りの方へお届けする「特殊サイズ眼鏡」が

うちのやり続けるべきジャンルなのだと思い、

 

・大きいサイズ

・小さいサイズ

・超小型サイズ

 

この3点のいずれかを日々制作しております。

 

悩んで、考えて、行動してみてわかったことは、

 

この内容であれば「そこにしかない」になっている。

 

ということです。

実際に大きいサイズを開始してから、沖縄から北海道まで

全国のお客さまと繋がることができました。

 

「高品質」「奇抜さや斬新なデザイン」「国産」

に頼ることもアリですが、

 

そこには作り手の考えだけしか入っていないので、

 

口だけの「顧客目線」ではなく、よりシビアに「買い手の心理」を

しっかり考えて開発や新作を作り続けていこうと考えております。