オクラみたいなメガネ

オクラ合同会社の運営する社内製造メガネブランド「RUISM」と「眼鏡ノ奥山」での日々の出来事を書くブログです。

オクラ合同会社の運営する自社ブランド「RUISM」と「眼鏡ノ奥山」は

完全自社内製造のメガネブランドです。

日々の制作で感じることや考えていることを書いております。

御注文をいただく前に御覧いただければ幸いでございます。

 

パッション

制作工房の銀太郎です。

 

パッション」というセルロイド生地を使って眼鏡を作っています。

 

 

 

この生地は赤をベースに黒いストライプ模様が不規則に入っています。

 

加工のとき、ヤスリで削ると柔らかさを感じますが、曲げてみると張りの強さを感じます。

 

 

 

 

研磨して光沢に仕上げると、とても鮮やかな赤味に仕上がります。

 

この色は、同じ赤色の生地のファイヤーよりも濃く、ワインレッドよりも鮮やかな色となります。

 

 

クミコのおかげでスキルアップ

いつも有難うございます。

ヌシでございます。

 

 

ふと気が付けば、

 

ランチの時に着信があり、慌てて食事をフィニッシュすることが

週に2~3回は発生しております。

 

 

せっかくの新年でございますので気持ちを入れ替えて、

 

 

ランチ中のお電話は全部無視で行こう

 

 

と昨日決めたのですが、

 

 

自分がそんなに強靭な精神の持ち主ではないことが

 

 

本日わかりましたので撤回することにしました。

 

 

さて、

本日は眼鏡とは関係のないことを書きます。

 

 

日々制作をしているとジャンルの違う作り手の方々とセッションすることが

あります。

 

ヌシの場合は金属パーツを複製する際のゴム型取りを、

オフィス近所にある高校の先輩が経営するアトリエ兼ショップで

作業させてもらったお礼に、3D出力で原型制作のお手伝いをたまに

します。

 

 

毎回セッションの度に実感するのですが、

 

 

普段やらないがスキルを応用させればできること

 

 

をOJTでやってみると終わった後に、

 

 

自分の商品にも採用しよう

 

 

と思える新しいスキルを体得できることがあるので、

最近は特に積極的にモデリングのセッションに手を出しております。

 

 

今回は先にご登場した先輩から依頼があった「バングル(腕輪)」の

モデリングを空き時間にやっておりました。

 

 

テーマは「組子の合体」とのことでした。

 

※麻の葉という模様

 

胡麻という模様

 

 

この2種類の模様を合体させた「透かし(空間)」のあるバングルを

 

 

上下40mm幅、長さ145mm、厚み2.3mmのキャンバスにバランス良く

配置して腕輪の形状で出力するという課題でございます。

 

 

さっそく2次元CADで設計図を描いてみました。

 

 

 

センターで柄の切り替えでも違和感はないのですが、

組子を調べると斜めで柄を切り替えている例が圧倒的に多かったので、

 

 

 

斜めを3D化することにしました。

 

 

 

2Dで描いたdxfデータを、バングルの形状となる3Dに合体させて

バングルの原型データを仕上げました。

 

※細かい柄を透かして丸めるので処理に時間がかかりPCが泣いていました

 

 

 

本番の素材は何か聞いていませんが、成金ぽくゴールドでレンダリングをして

設計図は終わりです。

 

 

※ゴールドでレンダリングしていたら何故かラオウ様が頭をよぎりました

 

 

 

今日は設計までで終わろうと思いましたが、

細かい柄がしっかりと出力できるのか心配で結局、光造形機の電源をONに

してしまいました・・。

 

 

※110%出力を1つと記念で100%出力を1つセッティング

 

 

光造形機で出力したレジン原型をその後、

 

 

シリコンゴムで型取り→ロウ原型複製→鋳造

 

 

仕上げまでの道のりは長く、上記3工程が終わるころにはレジン原型から

寸法が10%前後縮みます。

 

それを考慮してデータを110%に拡大して出力することが多いです。

 

※7時間半の出力の旅に出たMY光造形機

 

 

失敗していなければよいのですが・・。

 

出力後から納品前まではまた後日にしますので、

続きが見たいと思った方は、

 

 

高評・・・・

 

 

本日は失礼いたします。

 

2020年の初詣に行ってまいりました。

いつも有難うございます。

ヌシでございます。

 

5日の制作工房の制作開始に続き6日はオフィスの仕事はじめでございましたので、

毎年恒例となる初詣に行ってまいりました。

 

オフィスと制作工房にそれぞれ「熊手」と「破魔矢」を毎年新調しているのですが、

 

昨年からはヌシだけ「眼守」を追加で飾っております。

 

※毎年恒例の商売繁盛で有名な場所

 

 

今年も前年の熊手と破魔矢を返却したり、手を洗ったり、小銭を投げたり、

お願いをしたりと、無事に儀式を執り行えて気持ちよく場所を後にしました。

 

 

※眼に関わる仕事なので昨年から追加した「眼守」

 

 

眼守はセルフで儀式(セッティング)が必要なので、さっそく実施しました。

 

 

※眼守と金文字で書かれた眼守ボールを緑の袋にインして儀式終了

 

 

セッティングが終わったら定位置(ヌシのデスク)に配置して終わりです。

 

 

※ヌシを見守る2019年眼守を手に提げたMY不動明王

 

 

MY不動明王様の腕に何個の眼守が重なるか考えると楽しくなってまりました。

 

 

※気のせいか困惑顔のMY不動明王

 

 

本日からまた設計図を描き続ける毎日が始まります。

 

眼守を装備した商売繁盛の神様に温かく見守ってもらい、

今年一年も転ぶことなく走り続ける所存でございます。

 

 

それではまた次回で、

失礼いたします。

2020年制作開始とご挨拶

いつも有難うございます。

ヌシでございます。

 

2020年の眼鏡制作を本日から制作を開始いたします。

昨年も沢山のお客様より沢山のオーダーをいただき、年間で300日以上は

CNC切削機を稼働させておりました。

 

 

数ある選択肢の中から私共のオーダー眼鏡を指名していただき、

いつも感謝しております。

 

本年も引き続きお客様との真剣勝負を続けてまいりますので、

何卒、宜しくお願い申し上げます。

 

 

今年の目標は、

 

 

 

 

お客様からの御要望ランキングでいつも上位に入る、

 

 

(お客様の眼鏡を)制作している動画が欲しい

 

 

というご要望にお応えできるように、

日々の制作や型番別の制作動画をできる限り撮影してみます。

 

 

2020年の新商品第一弾は、

 

 

共作眼鏡を発表するので、

 

 

公式サイトの改修作業をできる限り早く終わらせます。

 

 

 

目標に合わせて活動しているプロセスを、

本年もできる限り各種コンテンツで発信を続けてまいりますので、

オーダー眼鏡の御注文前の検討材料としてご覧いただければ幸いでございます。

 

 

本日はこのあたりで失礼いたします。

many 苦しみます

皆さまこんにちは、こんばんは、ご無沙汰してましたオクラの猫です。

今年も残すところあと僅かとなりましたが、如何お過ごしでしょうか。
世間はクリスマスムード一色といったところでしょうか。

             

今日に至るまで散々嫌と言うほどクリスマスソングを耳にして参りましたので、それが今日で終わると思うと心晴れやか少し寂しい気もしてきます。


平安の六歌仙小野小町」さん曰く

花の色は 移りにけりな いたづらに わが身世にふる ながめせしまに

 

ふむふむ…何気ない日々を過ごしていたと思ったら、気づけば2019年も終わりなのですねぇ。はて…ついこの間、初詣に行ったような…歳月人を待たずとはよく言ったものです。

クリスマスに限った話ではないのですが、世間の「モード」の切り替わり、とても速いですよね。ハロウィンからクリスマス、明日26日は早々に世の中は「お正月モード」になっているはずです。

一年を通してどんなイベントがあるのか、ざっと思い浮かべてみますと…

 

    1月 正月、成人式
    2月 節分、バレンタインデー
    3月 ひな祭り、ホワイトデー、卒業シーズン
    4月 入学・入社式
    5月 ゴールデンウィーク関連、母の日
    6月 梅雨、ブライダル、父の日
    7月 七夕、海・山、花火大会
    8月 夏休み、お盆
    9月 シルバーウィーク連休、お月見
   10月 ハロウィン、運動会
   11月 七五三、紅葉
   12月 クリスマス、忘年会

 

軽く挙げるだけでも毎月何かしらの行事に意識が向くよう、できているのかもしれませんね。

さてさて、世間のこういった風潮。
子供の頃は何かと楽しみにしていた事もあったのでしょうが、心の汚れた今の猫にはどうしても

「何かにつけて商売に結びつけた便乗商法」

と、そう感じてしまう残念な大人になってしまったとか、いないとか。

 

勿論、夢の国がやれハロウィンだ、クリスマスだ、と毛色を変えているのは

 

「純粋にお客様を楽しませたいから」

 

    であって、決して

 

「集客を狙った汚い大人の策略」

 

ではないハズです、ええ。(個人的な感想です)

 

差し詰め2020年はオリンピックを謳ったアレやコレやで賑わうことでしょう。

 

感謝祭や感謝セール、等の文言に食いつき「感謝されているはずなのに、何故か財布がいつも以上に軽くなっている不思議」に気づいたとき、人は一歩大人になれるのかもしれません。

ですのでひとつ、いざ主様が「〇〇キャンペーンをやろう」などと言い出した際にはガツンと力強く、こう言うつもりでいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


「「 是 非 や り ま し ょ う ! 」」

 

 

それでは皆さま、よいお年を。