オクラみたいなメガネ

オクラ合同会社の運営する社内製造メガネブランド「RUISM」と「眼鏡ノ奥山」での日々の出来事を書くブログです。

オクラ合同会社の運営する自社ブランド「RUISM」と「眼鏡ノ奥山」は

完全自社内製造のメガネブランドです。

日々の制作で感じることや考えていることを書いております。

御注文をいただく前に御覧いただければ幸いでございます。

 

研磨彫刻

制作工房の銀太郎です。

 

眼鏡のデザインはいろいろありますが、角ばった形のものを仕上げるときも、外見のデザインの美しさをたもちながら、肌に触れる部分を程よい肌触りになるよう角を丸くして仕上げをします。

 

セルロイド生地から切り出された眼鏡をヤスリで形成した後、モーターにより高速で回転する布に研磨材を付着させ、そこに眼鏡の生地を当てて磨いていきます。

この機械は彫金など金属製の指輪や金具の磨き仕上げでも使用するものです。

 

 

この作業工程は「バフがけ」といいますが、セルロイド樹脂製の眼鏡制作の場合は金属加工よりもさらに高度な技術が必要になります。

 

金属の品物を仕上げるときは、表面のキズだけを狙って磨き取っていきますが、眼鏡の材料となるセルロイド生地は柔らかく、キズだけを狙って磨くと勢いよくすり減ってしまいます。

またセルロイド樹脂はデリケートな材質なので、強く研磨すると摩擦熱により表面が溶けて形がくずれてしまうこともありますので、水に浸けて冷やしながら作業をします。

 

パーツの角を丸く美しいラインに整えるよう意識しながら手を動かしていきます。

磨きながら形を作っていく感覚です。

この作業は研磨彫刻とも呼べるでしょう。

 

 

素材の性質の理解力の微調整、そして彫刻のセンスも必要な作業になります。

 

眼鏡ノ奥山で作られるセルロイド樹脂の眼鏡はすべてこの技術を基にして作られています。

 

ワンサイズ眼鏡

制作工房の銀太郎です。

 

ワンサイズの定番型の在庫品を開発中です。

 

「定番のものをすぐに手に入れたい」

というお客さまのためにご用意しました。

 

 

5種類のデザインの中からお好きなモデルを選んでいただき、

お客さまの顔のサイズに合わせて調整してからお渡しできます。

 

ご注文から約一週間くらいで発送いたします。

 

久々のおもちゃコーナーで脳をリセットする

皆様お世話になっておりますヌシでございます。

 

気が付けば4月に入りました。

未だ除夜の鐘が耳に残っているくらいです。

(ミミナリ)

 

先週末は久々に隣駅のイオンに行き、思わぬ心の収穫がありました。

 

このところ、「世界観」や「自分らしさ」を二の次にして、

業界内での独自性や制作側に都合の良い構造ばかり考え続けてしまい、

 

つまらないメーカーになる一般道に片足をイン

 

しておりました。

 

モヤモヤしている中、何も期待せずにいつものおもちゃコーナーに

行ったら物凄い衝撃が・・

 

 

怪獣とか星人とか呼ばれるキャラクターは大体「裸体系」「甲殻系」で、

 

 

加熱したり切り裂く必殺技に弱そうな身なりが多い中、

 

 

パーカー・ズボン・ベルト・白の運動靴だなんて・・

 

 

親御さんがしっかりしているのだなぁと感心もしたのですが、

 

それ以上に、

 

「勝手にルールや定義を作るな」と円谷の皆様が教えてくれたのだと

勝手に解釈しました。

 

この衝撃を忘れずに、今月もしっかりと創作・制作してまいります。

 

引き続き眼鏡ノ奥山を宜しくお願い申し上げます。

失礼いたします。

ごめんなさい、こういうときどんな色を選べばいいかわからないの…。

こんにちは、こんばんは、オクラの猫です。

 

眼鏡をお求めになるお客様がよくよく色で迷う事があるとの事で、今まで頂いたオーダーを総括して「フレームカラーの人気ランキング」のページを作成しました。

 

       

 

オーダーメイドの特性上、フレームとテンプルそれぞれ別々の色を組み合わせる事も可能ですので、相性の良い色同士を組み合わせると一層素敵な眼鏡に仕上がるかと思います。

 

ご本人のお好きな色を選んで頂くのが一番なのですが、迷えるお客様に少しでもお色選びの参考になれば幸いです。

 

www.glasses-okuyama.com

力のコントロール

制作工房の銀太郎です。

 

いつも製作する眼鏡は、開いたときに横から見てここを隙間なくピッタリに仕上げます。そのためにはヤスリの技術が必要です。

 

 

金属のように硬い材料を削るときは、材料をしっかりと固定して、ある程度力を入れながら作業をしました。

 

セルロイド生地の眼鏡制作の場合は、微妙な力加減が必要です。

削る部分はセルロイド生地と金属製の蝶番との境目です。柔らかいセルロイド樹脂と硬い金属を同時にヤスリで削るので、両方の素材の感触を手に感じながら道具を使います。

 

ヤスリを押したときに金属に当たったときのゴリゴリっとする振動をたよりに、ヤスリの面を傾けたり、流すように手を使っていきます。

セルロイド樹脂は柔らかくてデリケートな素材なので、一度に削りすぎないようにコントロールします。左右のバランスもよく見て、均等に仕上げていきます。

 

 

この作業は眼鏡制作の工程の中で最も高度な技術だといわれます。

 

セルロイド生地は様々な色や模様のバリエーションがありますが、それぞれの質感にも差があります。

 

いつも素材と対話をしながら作業を進めていきます。