孔明の罠

ある日、とあるヘアカット店での出来事、それは起こりました。

理容師「前髪もみじカットしますか？」

猫「！？？？」

聞いたことのない言葉で質問を投げかけられます。

もみじカット、モミジカット、紅葉カット！？

・・・そんなカット手法が！？脳内で思考が巡ります。

さも自然に聞かれたので

私が知らないだけで実は世間では常識なのかもしれない紅葉カット。
完全にリラックスしきって油断していたところに不意打ちの紅葉カット。
流行っているのか…！？紅葉カット！

さてどう答えるべきか（ゴクリ…
数ある選択肢の中から私の選んだ答えは

猫「…『紅葉カット』って何ですか？」

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話す速さ、イントネーション、声量と活舌のトリック。

真実はこうです。

理容師「前髪も みじ(かく) カットしますか？」

　　　　　　　　　　　　

これはもう完全に罠にハメにきてますね(違

「かく」が聞こえませんでしたよ！？

『紅葉カット』とは一体。私以上に理容師さんの方が
『紅葉カットって何！？』と聞きたかったに違いありません。

恥ずかしさのあまり盗んだバイクで走り出し、
夜の校舎 窓ガラス壊して回って、危うくこの支配から卒業する所でした。

如何でしたでしょうか。
皆さんも『紅葉カット』には十分気を付けて日常を過ごして下さい。
とっさの『紅葉カット』にも対応できる、そんな大人に私はなりたい。

悔しいので何時か別のところで理容師さんに、さも当たり前のよう自然な流れでこう言いたいと思います。

『ぁ、前髪 紅葉カットしてください。』