オクラみたいなメガネ

オクラ合同会社の運営する社内製造メガネブランド「RUISM」と「眼鏡ノ奥山」での日々の出来事を書くブログです。

オクラ合同会社の運営する自社ブランド「RUISM」と「眼鏡ノ奥山」は

完全自社内製造のメガネブランドです。

日々の制作で感じることや考えていることを書いております。

御注文をいただく前に御覧いただければ幸いでございます。

 

まだまだ先代の足元にも及ばない工程があります

この夏は自分で車の全塗装をやってみようと張り切っておりましたが、

見事に雨、雨、雨・・。

 

結局お盆休みにライトとバンパーとフェンダーだけをバラして塗装しました。

早くボディ全体を塗装したい・・。

 

無慈悲なマットブラック塗料の吹き付けをした後に、

レンズを見たら細かいマットブラック塗料が・・。

 

そこで、先日紹介した撮影用のモニター眼鏡GO-035のダークブラウンを、

自分用に度付きレンズを入れてみました。

 

 

しかし、GO-035の光沢を数日装着していたら、

長女に光ってないほうが似合うと、初めて身に着けているものに対して

要望が出たので、

サンドブラストによる無慈悲なマット加工を施しました。

 

 

またこれで何年も装着し続けることになります。

 

作り手がこんな言い方をしてはいけないのですが、

一般常識の範囲の「普通の使用」であれば、5年近く毎日使用してみても

まったく壊れなかったので、うちの眼鏡は壊れてサヨナラではなく、

そろそろ変えるかぁのような感じになります。

 

新しい眼鏡の装着を始めるとき、

いつも先代にフィッティングをやってもらいます。

 

このフィッティング工程は、その人のお顔の形状に合わせるため、

温風で生地の表面が荒れない程度に加熱して柔らかくして、

左右の頭の形の違いを把握してテンプルのカーブを合わせて、鼻パットの当たり強さの軽減等、その時その場所で感じて作業をしていく非常に経験と勘が必要になる工程です。

 

自分でもできるのですが、後頭部側から自分の耳周りを見れないので、

メガネ生活25年以上に渡り、毎回先代にやってもらうのですが、

 

物凄く馴染むんですよねぇ。(ゴッドハンド)

 

窮屈な掛け心地ではないのですが、

顔を振っても眼鏡がズレないというジャストフィット感。

 

この工程だけはまだまだ先代の足元にも及ばないです。

 

今日も19時過ぎから制作工房で作業を開始いたします。

最近は夜間の御来訪も多くなってきておりますので、

相談だけでも、調整だけでもお気軽にお越しください。

 

制作工房のみの対応となりますが、事前にお電話をいただければ、

シャッター全開でお待ちしております。

※一応リミット21:30くらいまででお願いします。