オクラみたいなメガネ

オクラ合同会社の運営する社内製造メガネブランド「RUISM」と「眼鏡ノ奥山」での日々の出来事を書くブログです。

オクラ合同会社の運営する自社ブランド「RUISM」と「眼鏡ノ奥山」は

完全自社内製造のメガネブランドです。

日々の制作で感じることや考えていることを書いております。

御注文をいただく前に御覧いただければ幸いでございます。

 

「特徴を活かす」ということは進化に適応させることに近い気がした。

先日、娘たちを連れて4回目の三鷹の森ジブリ美術館に行きました。

 

お陰様で高井戸出口から右折で環八に入り、井の頭通り経由で吉祥寺なら、

目を閉じてでも行けちゃいそうな気がします。

 

施設の外で見た観葉植物にインパクトがあり、中の展示内容を忘れてしまいました。

 

この植物を見たときに「進化に適応しているじゃん」って思いました。

 

ニュータイプ

 

松なんですよ、普通に鉢に入れて二本立ての松なんですよ。

現代の建物の雰囲気にマッチしているというより、マッチさせているとまで

感じ取ってしまいました。

 

これを作った人はニュータイプかと思いましたね。

 

 

見せ方で古くも見えれば、新しくも見えることを改めて教えてもう。

 

※アンティーク松

 

同じ松でも、ゴリゴリのアンティーク調もありますが、

葉のピンとしたツッパリ特性を前面に押し出すことで、見事ニュータイプ

なっている前述の松もあります。

 

まさに「木を見て森を見ず」を植物から教えてもらいました。

 

・樹齢何百年の老いた松でこそ表現できる小さな宇宙・・

・風が強いから冬も枯れない松を海側に並べないと洗濯物が・・

マツタケを食べたいから植えてみた(アカマツじゃないよコレ・・)

 

多分、松オーナーの「植えた動機あるある」でトリプルスリーになる動機だと

思うのですが、時代の流れによって、

 

「ベンチ入りしたが試合に出れずシーズンが終わった松」

 

が沢山いるのではないかと考えております。

 

・宇宙感じる前に、カオスっすよ

・うちタワーマンションでね、駅側に洗濯物干すなって約束なんすよ

・だしを吸わせたいので、うちは水分量の少ないモロッコマツタケ推しです

 

こういう人々に松を採用させるプレゼンをするなら、私ならニュータイプ松を持参して

挑みます。

 

最近の建物にマッチするニュータイプ松の盆栽や鉢植えを作って、

コンスタントに発表してニュータイプ松の有識者になり、

日本ニュータイプ松連盟(JNPF)の代表になろうかと考えてしまいました。

 

メガネ制作もこの松のように、「特性」と「現代人の思考や行動」を正確に捉えれば、

まだまだ提案できることがあります。

 

私にはその提案する隙間が見えているので、そのネタを近日公開しますが、

 

「サードウェーブ眼鏡」命名しておきます。

さて、これからネットで小さい松の鉢植えを探します。

ニヤニヤしちゃいます。