オクラみたいなメガネ

オクラ合同会社の運営する社内製造メガネブランド「RUISM」と「眼鏡ノ奥山」での日々の出来事を書くブログです。

オクラ合同会社の運営する自社ブランド「RUISM」と「眼鏡ノ奥山」は

完全自社内製造のメガネブランドです。

日々の制作で感じることや考えていることを書いております。

御注文をいただく前に御覧いただければ幸いでございます。

 

見えざるものを視る

こんにちは、こんばんは、オクラの猫です。

 

今日はお客様から寄せられるメール等でのお問い合わせで、稀によくある「難解なご質問」を2つほど取り上げてみたいと思います。

 

内容次第ですが主曰く、

眼鏡制作よりも難しい。

と、頭を悩ませることもあることがあるようです。

 

では早速いってみましょう。

 

■「その眼鏡は私に似合いますか?

   -Will the glasses look good on me?

 

前提1.メールでのご質問です。

前提2.質問者と回答者の間に面識はございません。

前提3.写真画像等もなく、お姿は想像するのみです。

 

 

肯定した場合、「顔も見ず、何で似合うと言えるの?」となり

否定した場合、「顔を見ないで似合わないとは…失礼な!」となり

八方塞がり…、「詰み」です。

 

つまりこれは、どちらを答えたとしても

いい加減なことを言うな」に抵触してしまう恐れがあります。

彼の方言うところの「考えるな。感じろ。」ということでしょうか。

 

似たようなご質問に

「私に似合う眼鏡(フレーム)はどれですか?(※メール文)」

などがあるようです。

文字だけではお客様のお顔が見えないので、いずれもムズカシイ回答になりそうです。

 

 

■「それは太いですか?それとも細いですか?

   -Is it thick? or Is it thin?

 

眼鏡のデザインに関する感性ニュアンスを問う問題です。

Aさんには細いと感じても、Bさんにとっては太いと感じる事、あると思います。

 

5㎞のマラソンコースは長いですか?短いですか?

普段1㎞しか走らない人には「長く感じる」でしょうし、

普段10㎞以上走っている人には「短く感じる」でしょう。

 

似たような質問に「その色は派手ですか?」等があるようです。

 

如何でしたでしょうか。

深く考えれば考えるほど答えに窮する、そんなご質問を紹介させていただきました。

「きっと」「おそらく」でしかご回答できないようなムズカシイご質問に関しましては、適切なご回答を差し上げる事が困難になる場合がございます。

と、この場を借りて免罪符を得たり得なかったりで、どうぞよろしくお願いします。

 

・・・

 

メールや質問フォームからのお問い合わせ・ご質問はどうぞ御気軽に、ご投稿お待ちしております。

 

クリーマ姉さんの裏の裏

皆様、こんにちは、こんばんは、オクラの猫です。

 

以前、当ブログでもご案内させていただいた「Creema様 TV CM」の裏側を綴った公式ブログが公開されておりましたので、こちらでもご案内させて頂きたいと思います。

 

 

www.creema.jp

 

 

お打合せの一コマ。

 

ヒトのお顔よりも一回り以上大きいサイズもさることながら、お顔の形状(隆起)も異なるため、が頭を悩ませていたのを覚えています。

 

私は後から知ったのですが、CMに用いられた備品は全てCreemaに携わっているクリエイターらによって造られたものだとか…。リンク先のクレジットを見ると準備や撮影、レコーディングや編集に至るまで、わずか数十秒の映像にこれだけ多くの人の手が掛かっていると思うと、感慨深いものがあります。

 

クリーマ姉さんの特注サングラス、人間サイズバージョンもお造りすることが可能ですので、興味がある方はお問い合わせくださいませ。

 

・・・

 

さてさて、熊さんサイズの眼鏡も造ったことですし、次のさらに大きいものとなると…

名古屋で有名なナナちゃん(身長6m10cm 体重600kg)とか…?如何でしょうか。

 

      ご依頼、お待ちしてます!!!(無責任発言

 

 

「減らせる」が「足せない」

いつもお世話になっております。

ヌシでございます。

 

たまには身内の書いたネタの閲覧だけではなく、

書かなきゃと思って数か月・・。

(しっかりしなキャ!)

 

日々、様々なお悩みのお便りをいただきますが、

購入者の皆様にお伝えしたら、

 

なんだよ、やってんじゃん

 

ってなりそうなネタはないかと頭をグルグルさせていたら

ちょうど良いネタがありました。

(東京都T区Y様ちょっとフレームをお借りします~)

 

色々と細かいことを書くより、画像を見てもらったほうが早いと

思いました。

 

 

セミオーダーで骨太のサングラスを制作したのですが、

上リム(眉のほう)の極太さをさらに強調したいとの

御相談をいただきましたので、

 

 

下リムと横リムを1.25ミリ削って上リムの太さを強調してみました。

(画像は作業途中ですので、左右同じく削って作業を終えました)

制作の前に下リムがゴツすぎるって言ったのに・・w

 

このように、オーバーホールの御依頼の際にカスタムすることも

可能でございます。

 

1点だけ御注意いただきたいことがございます。

 

釈迦に説法となりますが、

削って成形していく作業でございますので、

 

「減らせる」が「足せない」ので

 

御注意ください。

 

この記事を読んで何かを感じるオーナー様は

お気軽に御相談ください。

 

カスタム大歓迎です。

 

それではまた、

失礼いたします。

納期 短縮のお知らせ

改めまして、再び猫です。

 

眼鏡ノ奥山よりご案内です。

「ご注文から発送までの納期」を今まで50日間頂戴していたのですが

 

本日より

 

 

50日 → 35日

 

とさせていただきました。

 

更なる短縮を目指して精進して参りますが

 

『今は、これが精一杯』

 

…ということで、大変恐縮ですが今しばらくお待ちくださいませ。

 

既にご注文いただいているお客様にお届けする期間も従来の50日より若干早くのお届け予定でございます。ご注文いただいた順番に従ってお造りしておりますので、何卒宜しくお願い致します。

 

不純物を見逃さない

制作工房の銀太郎です。

 

 

セルロイド製の眼鏡は仕上がると美しい光沢が出ます。
光沢が出るまでは丁寧な研磨の工程を重ねていきます。
最初は荒めのヤスリから、順番に細かい目のヤスリを使い、最後は布製の研磨機を使って磨き込んでいきます。


まれに完成間近な状態で、材料の表面に小さな点が残って見えてしまうことがあります。それは素材を精製する段階で不用意に混ざってしまう気泡や不純物です。
不純物が残ってしまった製品は、そのままお客さまにお渡しすることができないので、作製の途中で素材の一つ一つをよく観察して取り除くようにしています。

 


中には素材の中に根深く残っているものもあり、取り除けない場合は、一から材料を作り直すこともあります。


仕上がりには常にこだわりを持っております。